ロシアの軍事侵攻を見てあらためて気づく、ジャムおじさんの恐るべき遠謀
今日のニュースを観ていて↓これを思い出した。(引用元)
アンパンマンはジャムおじさんによる植民地支配に必要不可欠な治安警察機構というか、端的に言えば暴力装置だ。ただ真に悪辣なのは愚民化政策で「おなかがすいたよう」と森でへたり込んだら食事を与えるという一見人道的に見える強制給食行為を通じて、原住民の自主独立の精気を奪っているジャムおじさんなのだよな。
個人的には完全なバイキンマンの剿滅が行われないのは、常に一定の脅威を残し、それを排除することでアンパンマンらによる「安全保障」を有益なものと思わせるためではないか。この点で作者のやなせたかしの言う、アンパンマンとバイキンマンは「光と影」「陰と陽」という言葉は非常に意味深と言える。
かくて、原住民のどうぶつたちは食糧自給も安全保障もジャムおじさんに握られ、また学校教育にも給食によって影響を及ぼしながら(ミミ先生がジャムおじさんの手先であることはいうまでもありますまい!)少しずつ愚民化されていく訳で、いずれ全員がカバオレベルに堕することで、ジャムおじさんの植民地支配の体制は完成する。
「人の自由独立は大切なるものにて、この一義を誤るときは、徳も脩むべからず、智も開くべからず、家も治おさまらず、国も立たず、天下の独立も望むべからず。一身独立して一家独立し、一家独立して一国独立し、一国独立して天下も独立すべし」である、「おなかがすいたよう」ではないのだ、カバオよ。
即ち、『それいけ!アンパンマン』とは国家が如何にして滅ぶのかということ、民族が如何にして堕落してしまうのかという事を教える物語なのであって、表面的な暴力性ではなくて、そういう構造的な「暴力」にこそ注目すべきだし、子供たちに伝えていかねばならないのだと、吾人は確信しておる次第なのであります。
ジャムおじさん=ロシア、カバオ=親ロシア派の武装分離勢力と単純に当てはめられるものではないけれども、当たらずとも遠からずなのではないかな。
手懐けたカバオに独立を宣言させて、ジャムおじさんはこれを承認。
さらにジャムおじさんは、ウクライナ政権によってドンバス地域で8年間にわたり虐げられジェノサイド(集団虐殺)に遭ってきたロシア系民族を保護することが目的と(虚偽の主張を)強弁してウクライナに軍事侵攻。←今ココ
ジャムおじさんの次の手は、独立を承認した地域に軍隊を送り込み、その軍隊を守るために独立を宣言した地域を正式に併呑。
これに対して、米国と欧州諸国は何ができるのかできないのか・・・。(おそらく何もできない)
東アジアのジャムおじさんこと中国は、この混乱に乗じて何か仕出かさないのか。
世界的なパンデミックで憂鬱が止まらない日々を過ごしてきたところに、今回のロシアによるウクライナへの軍事侵攻ですから、ホント気が滅入りますね。
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コメント
プーチンと言う人は原理原則の人だと思っていたんですけど、今だソビエトの影を追っている狂人だったのかと思います。いっそロシアがNATOに加盟すれば軍事的経済的占領は可能だとも思ったりしますが、敵がいなくなれば軍隊の存在価値も無しなのでしょうかね。豊富な天然資源をヨーロッパに売って独占状態に出来る気もするのですが。
投稿: スポーツ800 | 2022年2月25日 (金) 午前 09時12分
>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
プーチンは割と平気で前言を翻したりしますから、個人的にはあまり信用ならない人間という印象です。まあ何というか狡猾ですよね。
それと、プーチンは周辺国を飲み込んでミニソ連を作っているように見えます。おそらく「帝国復活」を目指しているのではないかと。
なので、NATOに加盟する気はこれっぽちもないんじゃないかと思います。
仰るように、ロシアには豊富な天然資源があり、欧州諸国はそれに頼っていたのですから、うまくすれば武力など使わなくてもある程度目的を達成できたと思うのですが、プーチンにとっては安保>経済だったのでしょうね。
今回、ロシアは武力でウクライナがNATOに加盟できないようにしましたが、今後受ける西側陣営からの各種制裁でどうなるのかならないのか・・・。
ロシア国内での反発も出てくるでしょうし、ウクライナへの侵攻作戦が成功してもプーチンは楽観できないでしょうね。
投稿: mizma_z | 2022年2月25日 (金) 午後 10時59分