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2022年2月24日 (木)

ロシアの軍事侵攻を見てあらためて気づく、ジャムおじさんの恐るべき遠謀

今日のニュースを観ていて↓これを思い出した。(引用元)
  
アンパンマンはジャムおじさんによる植民地支配に必要不可欠な治安警察機構というか、端的に言えば暴力装置だ。ただ真に悪辣なのは愚民化政策で「おなかがすいたよう」と森でへたり込んだら食事を与えるという一見人道的に見える強制給食行為を通じて、原住民の自主独立の精気を奪っているジャムおじさんなのだよな。
個人的には完全なバイキンマンの剿滅が行われないのは、常に一定の脅威を残し、それを排除することでアンパンマンらによる「安全保障」を有益なものと思わせるためではないか。この点で作者のやなせたかしの言う、アンパンマンとバイキンマンは「光と影」「陰と陽」という言葉は非常に意味深と言える。
かくて、原住民のどうぶつたちは食糧自給も安全保障もジャムおじさんに握られ、また学校教育にも給食によって影響を及ぼしながら(ミミ先生がジャムおじさんの手先であることはいうまでもありますまい!)少しずつ愚民化されていく訳で、いずれ全員がカバオレベルに堕することで、ジャムおじさんの植民地支配の体制は完成する。
「人の自由独立は大切なるものにて、この一義を誤るときは、徳も脩むべからず、智も開くべからず、家も治おさまらず、国も立たず、天下の独立も望むべからず。一身独立して一家独立し、一家独立して一国独立し、一国独立して天下も独立すべし」である、「おなかがすいたよう」ではないのだ、カバオよ。
即ち、『それいけ!アンパンマン』とは国家が如何にして滅ぶのかということ、民族が如何にして堕落してしまうのかという事を教える物語なのであって、表面的な暴力性ではなくて、そういう構造的な「暴力」にこそ注目すべきだし、子供たちに伝えていかねばならないのだと、吾人は確信しておる次第なのであります。

 

 

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