トヨタ4A-GEU型及び4A-GZE型エンジンの設計者
昨夜、某所に書き込んだ私のコメントが削除されていることに気が付いてガッカリです。
別に誹謗中傷とか、個人攻撃、人格否定みたいなことは一切書いていないのですけどね。
何が悪かったんだろう・・・。
まあ消されてしまったものは仕方がないので、気持ちを切り替えていくべぇか。
(2021/12/06 訂正)
このエントリーのコメント欄にて、某所ではコメントの削除をシステムが判別して行うことがあることを教えて頂きました。
私が某所に書き込んだコメントには、システムの判定に引っかかって削除される可能性のある文字列が含まれていたので、コメントの削除はおそらくシステムが行ったものだと思います。
管理者による削除と早合点したのは私の無知が原因でした。
ここにお詫びして、訂正させて頂きます。
因みに、消されたコメントの内容は以下のようなものでした。
「トヨタの4A-Gは、設計も生産もトヨタです。4A-Gの設計者でお名前が分かっているのは小吹信三さんくらいですね。1G-GEはヤマ発が開発に関与していて、生産はトヨタとヤマ発の両方で行われました。日産LZのヘッドカバーの形状は、三菱のR39Bとよく似ていますね。」
みたいな感じです。
その後調べたところ、4A-G(4バルブ)の主要な設計メンバーは以下の3名と分かりました。
もちろん、実際に設計に関わった方はもっと沢山いらっしゃったと思います。
小吹信三 (トヨタ自動車)
倉本彰夫 (トヨタ自動車 第2エンジン部課長 /当時)
伊藤博 (トヨタ自動車)
5バルブ(LASREα-II 4A TWIN CAM20)の主要な設計メンバーは以下の4名。
中島三樹夫 (トヨタ自動車)
田村哲臣 (トヨタ自動車)
末松敏男 (トヨタ自動車)
寺村光功 (トヨタ自動車)
4A-GZE(スーパーチャージャー付)の主要な設計メンバーは以下の4名。
倉本彰夫 (トヨタ自動車 第2エンジン部課長 /当時)
吉村国政 (トヨタ自動車)
小吹信三 (トヨタ自動車)
伊藤博 (トヨタ自動車)
以上の情報の出典は、↓こちらです。
・トヨタ技術=Toyota engineering 1983年12月号 「トヨタ4A-GEU型エンジンの開発」
・トヨタ技術=Toyota engineering 1991年12月号 「LASREα-II 4A TWIN CAM20 エンジンの開発」
・トヨタ技術=Toyota engineering 1986年12月号 「トヨタ4A-GZE型エンジンの開発」
(2022/01/03 追加)
画像出典:新車情報86 トヨタMR2スーパーチャージャー AW11
画像出典:webCG
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コメント
トヨタの車やエンジンに関しては間違った事が一杯流布されていますので、頑張って修正お願いします。トヨタスポーツの初期型後期型の部品変更時期も随分間違って流布されています。
トヨタとヤマハの関係は長く、初期のレースではヤマハが大きくかかわっていたので色々間違った事が出て来ますね。
投稿: スポーツ800 | 2021年11月28日 (日) 午前 08時27分
>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
今朝たまたま見かけたトヨタ2000GTに関するネット記事(↓)に目を通したら、案の定コメント欄に「(トヨタ2000GTは)ヤマハ2000GT。作ったのは全てヤマハ云々」と書き込まれていました。
「3つの世界記録と13の国際記録を樹立!「トヨタ2000GT」その栄光の歴史とは」
https://carview.yahoo.co.jp/news/detail/5763e3327a40d59b068e5c8464a6c73cfc551b8b/
トヨタ2000GTの話題になると必ず「ヤマハ、ヤマハ」と連呼する輩が湧いてくるので見ていて辟易しますが、最近はこの手のコメントにカウンターのコメントを書き込んでくれる人がもの凄く増えました。
このブログで2000GTについて書き始めた頃とは隔世の感があります。
私も、2000GTに限らず史実を歪めるような言説を見つけたら反論していく所存ですが、昔と比べるとだいぶ状況がよくなってきているので、私の出る幕はあまりないかもしれません。(苦笑
トヨタスポーツ800に関しては、Facebookでよくお見掛けする"Seiichirou Sugiyama"さんという方が、かなり詳細な情報をブログで発信されていますよね。
非常にマニアックな内容に興味を惹かれて、私もよく拝見させて頂いています。
「トヨタスポーツな気分」
https://flat2.cocolog-nifty.com/blog/
メーカーの資料をもとに、正確な情報を周知拡散するための努力をして下さる方がいるというのは心強いですよね。
レース関係のことも本当に誤った情報が多くて悩ましいですが、レース系のマニアさんて旧車マニアとはちょっと毛色が違うというか、雰囲気がかなり違っていて近づきにくいですね。
こちらの分野は、私は正直あまり関わりたくないかなぁと。。。
このエントリーで取り上げた某所も、どちらかというとレース系に近いので、最初から首を突っ込まない方が良かったのかもしれません。(^^;A
投稿: mizma_z | 2021年11月28日 (日) 午後 09時01分
始めまして。以前から貴ブログを拝見しておりましたが、初コメント失礼致します。
4A-Gの開発ですけど、最近のMotor-Fan180(181?)号のバブル期の車の設計(この時は初代MR2)について論じる記事にて、某評論家氏が「4A-Gはトヨタの自主開発だけど、初期プロトにヤマハが関与したという噂を聞いたことがある」というコメントを残しています。両社の関係や1G-Gと3S-Gの開発の経緯を考えたら有り得ない話ではないですが、もし本当だったらトヨタは公表してた気がしないでもないです。実際にそういう事あったんでしょうかね。
投稿: 774RR | 2021年11月28日 (日) 午後 10時41分
>774RRさん
初めまして、コメントありがとうございます。
4A-Gの開発初期段階にヤマハが関与していたという話は、(記憶が定かではないですが)2000年代前半くらいに聞いた覚えがあります。ただ、この話はちょっと不確実で、ヤマハが具体的に何をしたかはよく分かっていないと思います。ヤマハの公式サイトで公開されている、ヤマハが開発に携わった自動車エンジンの系譜にも4A-Gは見当たりません。
https://global.yamaha-motor.com/jp/design_technology/technology/img/index/powersource_img_l.jpg
エンジンの開発は、開発技術者が設計したら出来上がり!という訳ではなくて、テストと改修(設計変更)を繰り返して、尚且つ量産ラインに流して品質保証のできるものが作れるようになって(生産技術者からの要請で設計変更する場合もあります)初めて完成したと言えるので、例え噂とおりにヤマハが開発の初期段階で関与していたとしても、あえてそれを強調する意味(意義)はないように思います。
もしヤマハが関与していたのであれば、他機種の例から見てもトヨタ・ヤマハ双方とも、きちんと公表したのではないでしょうか。
投稿: mizma_z | 2021年11月29日 (月) 午前 12時07分
一晩経ちましたが、ご返答ありがとうございます。
やはり、「ヤマハが関与した噂はあるにせよ、実態としてはトヨタの自主開発」というのが4A-Gの真相ということなのでしょうね。この手の話でややこしくする事柄として、4A-Gが5バルブ化された当時ヤマハが先んじて5バルブを売りにしてましたので、それが余計に「4A-G=ヤマハとの共同開発」という言説を補強しちゃったんじゃないかと思います。フェラーリやアウディ、三菱も5バルブ出してましたけど。
投稿: 774RR | 2021年11月30日 (火) 午前 12時05分
>774RRさん
コメントありがとうございます。
4A-Gの件では必ず5バルブの話が出てきますが、5バルブの市場投入は確か1990年代に入ってからだったと思います。
となると、"ヤマハは開発の初期に関与"という噂話と整合がとれない訳で・・・。
5バルブの話を持ち出すのは、ヤマハの関与を主張したい人たちにすれば、自分の軸足を自分で蹴り飛ばすようなものだと思うのですけどね。
ただ、一般の人はそんな時系列の矛盾には気づかないので、簡単に印象操作されてしまうのが残念なところです。
2000GTに関する誤伝(デマ)が拡散するのも4A-Gと同じ構図で、トヨタとヤマハに関する話ってこんなのばっかりで、正直うんざりしますね。
すべては、適当な話を吹聴して回るアンチが悪いのですが。
投稿: mizma_z | 2021年11月30日 (火) 午前 08時04分
書き込みが消えたのは、某Tubeではないでしょうか?
書き込んで、リロードするとコメントが消えているようであれば某Tubeのシステム的に引っかかった可能性が高いです。
あそこはコメントがSPAM的であるか、AIが判別してるらしいのですが、形式名や日付など文章的でないものが多いと書き込んで画面には表示されるけど、リロードすると消えている状態になることが多いように思います。
これはシステム側の自動的な挙動であって、動画の主のコントロール下ではないようです。
自分も同時期にS20/FJ20/4AG/LZの動画に書き込んで消えました。
その方はTwitterもお持ちでしたので、そちらでカムジャーナルのお話の情報交換をさせていただきました。
投稿: kaz382 | 2021年12月 5日 (日) 午後 11時17分
>kaz382さん
コメントありがとうございます。
私がコメントを投稿したのは、お察しの通り某Tubeです。投稿した動画もお察しのものだと思います。
なるほど、某Tubeではシステムの方でコメントの内容を判別して削除する場合があるのですね。
そいうことですとちょっと心当たりがありまして、上の本文では省いてしまいましたが、実はコメント中にURLを書き込んでいました。
おそらくこれを、AIが広告や誘導と判定して削除したのだと思います。
私はそういうシステム上のことは全く知らなかったので、てっきり動画の投稿主さんのお気に障っての削除と勘違いしてしまいました。
kaz382さんにご教示頂けなかったら、ずっと誤解したままになってしまうところでした。
ご教示、本当にありがとうございました。
単なる私の誤解と分かれば動画を拝見しない理由はないので、またマニアックでためになる動画を楽しませて頂こうと思います!
投稿: mizma_z | 2021年12月 6日 (月) 午前 07時53分
以前からこちらのブログを拝見させていただきましたが、この度初めてコメントを書かせていただきます。
どのメーカーにも多かれ少なかれネガティブなデマが根付いているのは事実ではありますが、殊トヨタ程に悪質な誤謬が半ば常識の様に広められているメーカーは無いと常々思っております。
今回取り上げられた4A-Gエンジンについてもそうです。カムカバーなどに『YAMAHA』の浮き出し文字が刻印されていた等と言う噂は枚挙にいとまが無いですが、それを証明できる様な写真は一枚として存在しない有様。こんな事実があればそれこそ一枚や二枚の騒ぎでは無く大量の写真が出回っている筈だと考えるのが自然です。なのに、それを指摘されたら発言した人間は決まってダンマリか、酷い時には指摘した側を信者扱いして誹る始末。この流れを何度見てきた事か…。
それを踏まえると最近ではそうしたデマが下火になり、悪質な言説には反論やツッコミがキチンと成される空気が出来ているように感じます(それでもまだまだ根強いですが…)。これも三妻自工さんを始めとした、確たる知識に裏打ちされた情報を広めている有志の方々の努力の結果だと思い敬意を抱くばかりです。これからも貴方様の情報の発信を楽しみにしています。
最後に不躾なお願いになってしまうのですが、可能ならそのコメントが消されてしまったという動画を教えて頂きたいです。よろしくお願いします。
投稿: 通りすがりのニワカモタスポファン | 2021年12月16日 (木) 午後 10時02分
>通りすがりのニワカモタスポファンさん
コメントありがとうございます。
インターネットの普及は生活の利便性を格段に向上させましたが、一方で誤情報が瞬く間に拡散してしまう弊害も生じてしまいました。
所謂アンチと呼ばれ人たちはこのインターネットを利用して、相手が殴り返してこないのをいいことに、出鱈目な話を吹聴しまくっている訳ですが、仰るように最近ではインターネットを利用してソースを探し出し、正確な情報で誤情報をやっつけてくれる方が増えてきました。
ただ、私の肌感覚ではまだ多勢に無勢の状態に変わりはなく、正確な情報よりも誤情報の方が拡散するスピードが速いように感じます。
こんな泡沫ブログができることは限られていますが、それでも根気強くこれからもできだるだけ正確な情報・正しい情報を発信していきたいと思っています。陰ながらで結構ですので、是非とも応援の程、よろしくお願い致します。
さて、私がコメントを投稿した動画ですが、この動画の内容はアンチの言動とは全く真逆のもので、「4A-Gのヘッドの設計は革新的で、革命を起こした!」と4A-Gを激賞されています。そして、動画の中で配信者さんが「(この革新的な設計は)誰の発想なのか?」と発言されていたので、お節介な私が実名を挙げてコメント欄に書き込んだ次第です。ただ、その時にソースとしてURLも書き込んだのが拙かったらしく、動画サイトがシステマチックに私のコメントを削除したようです。
動画の配信者さんには、他者から責めを受けるような謂れは一切ない点にご留意したうえで、動画をご覧になって頂ければと思います。
https://youtu.be/odgHNFDACI4?t=253
投稿: mizma_z | 2021年12月17日 (金) 午前 10時44分
お早いお返事、ありがとうございます!そして不躾なお願いを聞いて頂き恐悦至極です。
流石にこの様な真っ当な内容の動画に文句をつける気など更々ございませんのでご安心ください。ただ、まぁ…案の定と言いますか、お察しなコメントがチョコチョコと見受けられますね。しかも、私が正に言及したエンジンの刻印の話がありますし…。ただ、この手の人達は絶対に言っても聞かない上に態度を改めもしませんし、下手に触れて人様の動画を荒らす様な事になるのは嫌なのでスルーに限ります。
技術的な事は素人なので多くは語れませんが、4A-Gは典型的なトヨタ製の名機の一つだと思います。実用エンジンをベースとしながらもスポーツ用エンジンとして優れた性能を持ち、チューニングベースは勿論モータースポーツで様々なカテゴリに使用された実績を持つ優秀なエンジンという印象です。エンジンの名機と言えばホンダが真っ先に挙げられてどうしても影が薄くなりがち(4A-Gは某走り屋漫画の影響で有名かも…)だと感じますが、トヨタにも数多くの名機があり何ら劣る部分は無いと強く主張したいです。
あと、他のコメントへの返しに言及する様で恐縮なのですが、レース界隈は競技と言う性質上ほかの車界隈よりも一層ファンやアンチの攻撃性が高いです。特にトヨタはアンチは言わずもがな、他メーカーファンからもそれこそ親の仇と言わんばかりに理不尽な憎しみをぶつけられます(勿論これは逆のパターンも然りです)。ただ、この手の連中もほかの界隈と同じく、確たる芯も無く他者の言説や存在に自分のアイデンティティーを依存してる様な奴らですから、毅然とした態度で淡々と事実を述べて行けば捨て台詞を吐いて逃げて行きますよ。気を付けるべきではありますが、怖がる必要は全く無いです。寧ろモタスポの話題であってもビシバシ行って欲しいと思うくらいです(笑)
投稿: 通りすがりのニワカモタスポファン | 2021年12月17日 (金) 午後 11時32分
>通りすがりのニワカモタスポファンさん
コメントありがとうございます。
件の動画のコメント欄にも、やはり定番のコメントが書き込まれていますか・・・。
ああいう人達はどこにでも現れますし、ソース付きで反駁しても聞く耳を持っていないですから、相手にするだけ時間の無駄ですよね。
当然ながら、人様の動画のコメント欄でバチバチやり合うのは失礼以外のなにものでもありませんから、仰るようにスルーするのが賢明だと思います。
4A-Gが名機であることは、これまでのレースシーンやチューニング界隈でイジられ続けてきたことからも明白だと思います。
素性の悪いエンジンだったら、いくら漫画での人気という後押しがあっても、チューニングベースとして長く使われ続けることはなかったでしょう。
ヤマハが関与していないエンジンだと、2JZ-GEや2JZ-GTEなんかもいいエンジンだと思います。"化け物"と形容されるGRヤリスのG16E-GTSも、たしかトヨタ開発でしたよね。
トヨタも本当はよいエンジンを沢山作っているのですが、意図的に流される誤情報で"あれもこれもみーんなヤマハの手柄"ということになっているのが残念至極です。
レース界隈の殺伐感は、私のようなただの旧車好きには近寄り難いですし、そもそも知識が乏しいのでなかなか太刀打ちできません・・・。
生兵法は大怪我の基ですから、ここはモタスポファンさんの頑張りに期待したいです!
投稿: mizma_z | 2021年12月18日 (土) 午後 07時07分