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2021年11月27日 (土)

トヨタ4A-GEU型及び4A-GZE型エンジンの設計者

昨夜、某所に書き込んだ私のコメントが削除されていることに気が付いてガッカリです。
別に誹謗中傷とか、個人攻撃、人格否定みたいなことは一切書いていないのですけどね。
何が悪かったんだろう・・・。
まあ消されてしまったものは仕方がないので、気持ちを切り替えていくべぇか。
(2021/12/06 訂正)
このエントリーのコメント欄にて、某所ではコメントの削除をシステムが判別して行うことがあることを教えて頂きました。
私が某所に書き込んだコメントには、システムの判定に引っかかって削除される可能性のある文字列が含まれていたので、コメントの削除はおそらくシステムが行ったものだと思います。
管理者による削除と早合点したのは私の無知が原因でした。
ここにお詫びして、訂正させて頂きます。
 
因みに、消されたコメントの内容は以下のようなものでした。
「トヨタの4A-Gは、設計も生産もトヨタです。4A-Gの設計者でお名前が分かっているのは小吹信三さんくらいですね。1G-GEはヤマ発が開発に関与していて、生産はトヨタとヤマ発の両方で行われました。日産LZのヘッドカバーの形状は、三菱のR39Bとよく似ていますね。」
  
みたいな感じです。
その後調べたところ、4A-G(4バルブ)の主要な設計メンバーは以下の3名と分かりました。
もちろん、実際に設計に関わった方はもっと沢山いらっしゃったと思います。
小吹信三 (トヨタ自動車)
倉本彰夫 (トヨタ自動車 第2エンジン部課長 /当時)
伊藤博  (トヨタ自動車)

5バルブ(LASREα-II 4A TWIN CAM20)の主要な設計メンバーは以下の4名。
中島三樹夫 (トヨタ自動車) 
田村哲臣  (トヨタ自動車) 
末松敏男  (トヨタ自動車) 
寺村光功  (トヨタ自動車)
 
4A-GZE(スーパーチャージャー付)の主要な設計メンバーは以下の4名。
倉本彰夫 (トヨタ自動車 第2エンジン部課長 /当時)
吉村国政 (トヨタ自動車)
小吹信三 (トヨタ自動車)
伊藤博  (トヨタ自動車)

以上の情報の出典は、↓こちらです。
トヨタ技術=Toyota engineering 1983年12月号 「トヨタ4A-GEU型エンジンの開発」
トヨタ技術=Toyota engineering 1991年12月号 「LASREα-II 4A TWIN CAM20 エンジンの開発」
トヨタ技術=Toyota engineering 1986年12月号 「トヨタ4A-GZE型エンジンの開発」

(2022/01/03 追加)
220103_4ag_kuramoto
画像出典:新車情報86 トヨタMR2スーパーチャージャー AW11

220103_4ag_kobuki
画像出典:webCG






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2021年11月20日 (土)

ホンダSシリーズの異端児、S5・600(えすごろっぴゃく)の生産台数と販売台数に関する一考察

ホンダSシリーズといえば、S500に始まりS600、S600クーペ、S800、S800クーペとバリエーションが増えていきましたが、これらの他にS500と同じ外観を持つS600が存在したことをご存じの方も多いと思います。
このS500と同じ外観を持つS600、通称S5・600(えすごろっぴゃく)が何台生産・販売されたかについて、このエントリーでは深堀してみようと思います。

さて、S5・600(えすごろっぴゃく)の生産・販売台数ですが、これはきちんとした資料がある訳ではないので、状況証拠からの推測になってしまうことを予めお断りしておきます。
それではまず、S600が発売されるまでの経緯をまとめると以下のようになります。

1964年(昭和39年)
2月   浜松製作所で量産試作開始
2月26日 荒川テストコースでプレス向け発表会と試乗を実施
3月1日  S600発売
4月 埼玉製作所でS600用エンジンの生産開始
5月 市場向け車両の生産とデリバリーを開始

この時期のS600の生産台数は、どこのご家庭にもある「S600 5桁フレーム号機車台番号一覧」によりますと↓
211120_s600_5 (クリックで拡大表示)
出典:ホンダ公式サイトのコンテンツ "ホンダ バーチャルピット" ※現在は閉鎖されて閲覧不可

以下のようになります。

1964年(昭和39年)
2月 10001~10068 68台
3月 10069~10103 35台
4月 10104     1台
5月 10105~10355 251台
(以下、省略)

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