Metamorphose@Honda Sports360
○ホンダS360やT360/S500の試作車について研究・考察している「三妻自工 Web site」はこちらです。
○Web site that researches and considers the concept model of HONDA S360 and T360/S500 is here.
ホンダスポーツ360には、ボディがFRP製のものと鋼鈑製のものがありました。
中村良夫氏が記した社内リポートに拠ると、前者にはTAS260、後者にはAS250という開発コードが付与されていたようです。
TAS260は1962年6月5日に催された第11回全国ホンダ会で公開され、AS250は1962年10月~11月にかけて開催された第9回全日本自動車ショーで公開されました。
本田社長が自らステアリングを握り、お披露目走行をしたのはTAS260の方です。
(余談ですが、私が製作したレプリカフェンダーもモデルはTAS260です ^^;)
ところが、一般的にはSports360は略称である“S360”で呼ばれることが多く、TAS260とAS250が区別されることは殆どありません。
でも、この二車は冒頭に記したボディの材質以外にも相違点がたくさんあり、全く別物のクルマと言えます。(詳しくは、拙サイトの「Honda Sports360の種類と各型の特徴」を参照下さい)
それ故、開発コードも変更されたのでしょう。
そんな“違い”の多いSports360の、外観の変化が一目瞭然となるようなGIF動画を今回は作成してみました。
動画は「TAS260→AS250」と徐々に変化していきます。
こうして見ると、ホイルーベースの延長(前車軸の位置変更)に拠りフロント周りの造形が大きく変更されていることが分かりますね。
TAS260のノーズがAS250のそれに比べて大きくスラントしていたことは、この動画を見て初めて気が付きました。
他にも、ドアの開口形状、ドアハンドルの位置、リアホイールハウスの形状、リアスカートの造形などが変更されていることが分かるかと思います。
参考までに、画像もアップしておきます。
(Click image for full size.)
ということで、とかく“S360”と一括りにされてしまいがちがなSports360ですが、外観は大変身を遂げていた訳です。
あまり知られていないことですが、実はこういう事実があったのです。
ご存じなかった方は是非覚えておいて下さい。
因みに、上にも書きましたがTAS260とAS250は全く別物で、片や“スペースフレーム/FRPボディ”、片や“ラダーフレーム/鋼鈑ボディ”と車体の構造自体が違いますから、「TAS260を改造して出来たのがAS250」などということはありません。(キッパリ
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コメント
お久しぶりです!ここまで検証されている方はいないと思います・・・驚かされます^^
きっとホンダマニアの方でも知らないんでしょうね♪
投稿: ebis rider | 2008年9月 4日 (木) 午前 11時14分
>ebis riderさん
おひさ…いやいや、私はほぼ毎日ebisさんのブログを拝見させてもらってます。^^;
ヤフーブログを引き払ってからは、ヤフーにログインせずに巡回コースを回っていたのですが(閉鎖したブログへのリンクを残さないため…)、
いちいちログアウトするのが面倒になったので、ちょっぴりヤフーブログを復活させてログインしたまま巡回するようにしました。
検証は、やり方を変えると新しい発見があるものですね。
これまでは、画像を並べて雑誌の間違い探しをする時のように見比べながら相違点を見つけていましたが、その方法では気づかなかったことが、画像を重ねる方法ではハッキリと分かりました。
手を変え品を変え、これからもより深く突っ込んで検証していこうと思っています。(そうしないとネタ切れになるので…^^;)
投稿: mizma_g@管理人 | 2008年9月 4日 (木) 午後 07時51分