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2020年5月 5日 (火)

トヨタ2300GT(俗称)と390Aを混同している御仁が多いことが嘆かわしい

一般にトヨタ2300GTと呼ばれている輸出仕様の試作車(正式にはトヨタ2000GT/MF12L型)は、後期型がベースでSOHC 2,300ccの2M-B型エンジンを搭載しているのが特徴。
MF12L型を"廉価版"と説明する向きが多いが、これは誤り。米国向け廉価版として試作されたのは390Aである。
390Aは前期型をベースに、原価低減のため内外装を関東自工がデザインし直した(但しラフなデザイン案はトヨタが提示)試作車で、関東自工がボディの製作と艤装を担当する予定だった。
390Aの販売価格は米国3,500ドル、国内100万円に設定され、月産500台で5年間生産する計画であった。
試作予定台数は6台(初期の2台はヤマハ製ボディ、中期の2台はヤマハ製のボディパーツを関東自工で組み立て、後期の2台は関東自工がボディを製作)だったが、実際に試作されたのはLHD仕様の1台のみだったようだ。
ただし、RHD仕様のインテリアを写した写真が残っている。おそらくこれは、インテリアのモックアップであろう。
参考までに、トヨタ2300GTと呼ばれているMF12L型は9台(MF12LC型2台を含む)製造されたうち、S/N #1、#2、#6、#8、#9の5台の現存が確認されている。
200505_390a 200505_390a_2 (クリックで拡大表示)

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TOYOTA 2000GTの真実」カテゴリの記事

コメント

MF12L型はたまに現存車が紹介される事が有りますが、やはりOHC2.3ℓの廉価版と紹介される事が多いですね。
まあそれより私はこれが現存していることの方が驚きです。
本当の廉価版は現存しないのですね。

投稿: スポーツ800 | 2020年5月 6日 (水) 午前 10時16分

>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
大きな括りでいえば、後期型は前期型のコストダウン版ですからMF12Lを廉価版というのも"当たらずとも遠からず"と思いますが、販売価格100万円を想定していた390Aと比べたら、3M型と2M-B型の価格差なんて微々たるものだったのではないかと思います。
というか、2M-B型はシリンダーブロック以外の殆どの部品が新規に設計されたものだったそうですから、何基作られたのか分かりませんが、1基当たりの単価は、量産された3M型よりも試作のみで終わった2M-B型の方が高かったんじゃないでしょうか。
個人的には2M-B型へのコンバートは、SOHC化によるメインテナンス性の向上と、排気ガス規制対策のためだったと考えます。3M型は特殊エンジンとして、国内ではゆるい排ガス規制値が適用されましたが、アメリカではそうはいきませんでしたからね。
市販されなかったMF12Lが、製造された9台中 5台も現存しているのは意外ですよね。現存車の殆どかアメリカにあるようですから、テストかモニター用に送ったものが回収、廃棄されずに残ったんじゃないでしょうか。
本物の廉価版である390Aが現存しているという話を聞いた事はありませんが、東富士工場の倉庫の片隅にでも残っていないでしょうかね。ガスタービン・ハイブリッド仕様のスポーツ800(関東自工が5台の試作を担当)が現存していますから、あり得ない話ではないと思うのですが。。。^^;

投稿: mizma_g@管理人 | 2020年5月 6日 (水) 午後 09時19分

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