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2020年2月21日 (金)

"日産 初代シルビアはランチア・フルビアのパクリ"説の嘘を暴く

日産の初代シルビア(CSP311)はランチア・フルビアのパクリだ、との言説に接したのはもう10年以上前、日韓翻訳掲示板でのことだったと思う。
このおかしな言説を見るたびに誤りを指摘したが、反日に狂った韓国人には正論だとか物の道理は通用せず、とにかく相手が呆れて反駁するのを止めるまで、同じ内容の投稿を何度も何度も何度も何度も繰り返す。これが彼らの常套手段だった。
こちらが反駁することを止めれば、"日本人が反論しないのは自分達の主張が正しいから!"というロジックで勝利宣言するので、本当に厄介な隣人だなぁというのが当時の私の感想。
日本人と韓国人が丁々発止やりあっていた日韓翻訳掲示板も程なく閉鎖され、私もその手のサイトは見なくなったのだが、昨今はこの古臭い捏造パクリ論が、日本のブログやSNSなどで拡散されている。
もうね、呆れるしかないですよ。全くバカらしい。
でも、"嘘も100回言えば真実になる"の諺どおり、嘘を放置すると悪貨が良貨を駆逐するが如く、真実は嘘に覆われ蓋をされてしまうので、面倒でもしっかりと反駁しておかなければならない。
 
このパクリ説を騒ぐ人間は、まず「シルビア(1964)、フルビア(1963)」と主張するが、1963年に発表されたのはフルビアのセダンモデル"ベルリーナ"で、シルビアとフロント回りの意匠に類似性があるフルビア・クーペの発表は1965年。
こうやってサラッと嘘を混ぜて、パクリ説を捏造しているのである。
因みに、シルビアが発売されるまでの経緯は以下の通りで、フルビア・クーペがトリノショーで発表される前々年には、シルビアのプロトタイプがヤマ発の手で製作されていた。
したがって、フルビア・クーペの意匠を日産がパクることは物理的に不可能。
だから、パクリを喚く連中はベルリーナの発表年を使うというワケ。姑息でしょ。



1963年5月 ヤマ発が日産からDatsun Coupe1500(シルビアのプロトタイプ)の1/5線図を受領する

1963年5月~10月 ヤマ発がDatsun Coupe1500を製作

1963年10月14日 Datsun Coupe1500の1号車が完成
200221_proto1 (クリックで拡大表示)

1963年10月15日 日産に向けてDatsun Coupe1500の試作1号車を出荷

1963年12月頃  Datsun Coupe1500 試作2号車完成
200221_proto2 (クリックで拡大表示)

1964年3月 日産からの指示で、Datsun Coupe1500に関する一切の図面をヤマ発が殿内製作所に引き渡す

1964年9月26日〜10月9日 日産が第11回東京モーターショーにDatsun Coupe1500を出展

1965年3月18日 シルビア1600クーペを発表

1965年3月 ランチア、トリノモーターショーでフルビア1.2クーペを発表

1965年4月1日 シルビア1600クーペを発売

ということで、シルビアがフルビア・クーペをパクッているというのなら、まずは↑この時系列の矛盾を解決しないとね。
斯かる事実関係が虚構であることを、できるものなら立証して下さいな。何事に於いても、言いだしっぺの側に立証責任があるのでね。
それが出来なければ、シルビアパクリ説は脳内ソースのデマ・妄言だと確定するのでまあ精々頑張って。

フルビア・クーペのボディカラーをシルビアのシャンパンゴールドに変更して、故意に類似性を強調した↓この画像は、日韓翻訳掲示板で使われていたもの。
フルビア・クーペに合わせてシルビアもバンパーレスにする念の入れよう。
200221_silful (クリックで拡大表示)
こんな古い画像をいつまでも使い続けるしつこさがもうね…。
それと、シボレーコルベアの第2世代のモデルをパクッているという人もいるようだけれども、2代目コルベアの発表は1964年なので、こちらも日産がパクるのは物理的に不可能。
似たクルマを見つけると、直ぐに真似たパクッたと騒ぐ短絡思考はどうにかならないもんですかね。
この手の話は正直うんざりですよ。 
ホント、馬鹿らしい。


デマ退治用の画像を用意したので、御自由にお使い下さい。
画像のURL(https://mizma-g.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/200221_silviafulvia.jpg)
200221_silviafulvia (クリックで拡大表示)
フルビア・クーペの画像は以下のサイトより拝借しました。
http://gruppopromotor.com/prodotto/lancia-fulvia-1a-serie-1965/

 

 

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Nissan A680X / シルビア(CSP311)」カテゴリの記事

コメント

時系列で検証すれば一目瞭然ですよね。それにだいたい2台の車はそんなに似ていないですし。何を思ってパクリ説を捏造するのか。
まあ別の話ですが、トヨタスポーツはタルガトップでは無いですから!デタッチャブルトップです。これも時系列を見れば明らか。

投稿: スポーツ800 | 2020年2月22日 (土) 午前 08時44分

>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
日本がパクリをしていると騒ぐ連中の目的は国籍を問わず同じで、日本もパクリをしているのだから韓国や中国のパクリを非難するな!というものです。
相対化することでパクリの指摘から逃れたいんですね。
でも、日本車あるいは日本メーカーのパクリと言われるものは、時系列を無視したものだったり、画像を細工して故意に似せたものだったり、部分的に似ているだけのものだったりで、10年くらい前の韓国車(例えばヒュンダイ ソナタとホンダ アコードの類似性)や最近の中国メーカーのコピー車とは本質的に違います。
ハコスカはDodge coronet RTのパクリとして二台を並べた画像が沢山出回っていますが、この2台の実車を並べて置いても、どちらがハコスカでどちらがコロネットか分からない、ということは絶対にないでしょう。
でも、ソナタとアコード、あるいは中国のコピー車は、オリジナル車と模倣車を並べると、どちらが本物か直ぐには見分けがつかないものです。
この違いを同質ものと誤魔化す手段が、日本車の捏造パクリ説です。やり方が本当に姑息かつ悪質ですね。
スポーツ800がタルガトップと呼ばれてしまうのは、ポルシェとの知名度の違いによるものでしょうね。

ちょっと追記します。
少し前の韓国車は他車を模倣していましたが、現在は有名どころのカーデザイナーを沢山ヘッドハントして、かなりクオリティの高いオリジナルデザインのクルマを作っています。
デザインだけなら日本車を凌ぐものもあると個人的には感じていますが、ただ品質の面ではまだ日本車よりも劣るようですね。
中国も自動車メーカーが沢山有り外資系との合弁会社は露骨なパクリ車は作りませんが、民族系のメーカーは恥も外聞もなく・・・ですね。
先日、バドミントンの桃田選手が乗っていて事故に遭ったクルマは、ハイエースのパクリ車をOEM生産したものだそうで、パクリのOEM???とピュアな私には直ぐに理解できませんでした。(苦笑

投稿: mizma_g@管理人 | 2020年2月23日 (日) 午前 08時34分

有りますね。自分たちを正当化したいがために人の小さな針の穴位の不備をブラックホール位捏造拡大して何度もしつこく言って来る事。本当にイラつきます。それで根負けしてほおっておくと自分たちが勝ったとなる。腹立たしいです。
タルガはポルシェの商標なので本当は他車はそう呼べないはずなんですが、これは自動車評論家の怠慢と思っております。911ポルシェにはタルガが有りますが、914ポルシェはそう呼びませんし。

投稿: スポーツ800 | 2020年2月23日 (日) 午前 09時13分

>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
理不尽なことをしてくる相手には、反証を突きつけ続けるしかないですね。
本当に腹が立ちますし相手にしたくはありませんが、継続は力なりでとにかく根負けしないことが肝要と思います。
スポーツ800のような脱着式ルーフをタルガトップとして拡散・定着させたのは、やはりメディアの責任でしょうね。
こちらも、根気よく正しい呼称を唱え続けるしかないと思います。

投稿: mizma_g@管理人 | 2020年2月24日 (月) 午前 07時45分

初代シルビアの佇まいは今見ても魅力がありますね。当方の叔母が大学に合格した際、入学祝にと父親(私の祖父)におねだりして買って貰ったのがこれです。時々助手席に乗せてくれました。一度叔母の通う大学まで連れていって貰った際、男子大学生たちがとても羨ましそうだったのを今でもよく覚えています。

投稿: 石井肇 | 2021年3月21日 (日) 午後 05時00分

>石井肇さん
コメントありがとうございます。
シルビアのスタイリングは現代の目で見ても秀逸ですし、仰るように魅力的だと思います。
そして、石井さんの叔母様のエピソード興味深く読ませて頂きました。
大学進学の際の入学祝いに購入ということは、免許取りたての18歳でシルビアのオーナーに
なられたということですよね。
シルビアは外観は美麗でも中身はフェアレディがベースなので、乗り味はなかなかハードだと伺っています。
若いお嬢さんがシルビアを乗り回すのはさぞ大変だったのではと思いますが、でも女性とシルビアの
組み合わせは粋な感じがしていいですね。男子学生が羨望の眼差しで見たのも当然と思います。
実は我が家にもシルビアがありました。父が取引先の日野のディラーに下取りで入ったシルビアを
一目見て気に入り、売掛金と相殺で手に入れたのでした。
確か、その日のうちに乗って帰ってきたと言っていたので、よっぽど気に入ったのでしょうね。
私は小さかったのでシルビアの事はあまり記憶にないのですが、前席の後ろの狭いラゲッジスペースに
乗せられて出掛けたことを微かに覚えています。
いつかはシルビアの運転席に乗ってみたいものですが、昨今の旧車価格の高騰で手の届かないところに
行ってしまいましたね。。。

投稿: mizma_z | 2021年3月22日 (月) 午前 12時31分

管理人様:
はい、叔母もシルビアをとても気に入っており、6年程乗っていました。私は車を運転できる年齢ではありませんでしたが、叔母の運転はスムーズでした。卒業して勤務医になった際に手放して、117クーペに乗り換えたと思います。当時のことを聞いてみましたら『二台とも形が綺麗で気に入ったから』とのことでした。今は何故か古いVWビートルが叔母のガレージに収まっています。

投稿: 石井肇 | 2021年4月18日 (日) 午後 10時53分

>石井肇さん
コメントありがとうございます。
叔母様はシルビアのあと、117クーペに乗られたのですね。
どちらも気品のあるエレガントなスタイリングのクルマですから、センスが良い方なのだと推察いたします。
ビートルは元々、実用性を重視して作られた車だと思いますが、あの愛嬌のある見た目も人気の大きな一因ですから、そんなところが気に入られて現在も所有されているのかもしれませんね。
きっとご本人にそんな気はないのでしょうが、車歴を伺ったかぎりでは立派なエンスーとお見受けしました。
石井さんもそんな叔母様の影響を、多分に受けているのではないでしょうか。^^

投稿: mizma_z | 2021年4月20日 (火) 午前 07時14分

違いますこうなんですよってだけじゃなく、ネチネチネチネチ恨み節を書くのは怖いっす

投稿: あ | 2021年4月20日 (火) 午後 12時46分

>あさん
貴殿がこのエントリーを読んでどんな感想をもとうと、それは貴殿の自由。
同様に、繰り返し何度も何度も何度も何度も事実無根のパクリ説を吹聴する相手に、私がどのような言葉を向けようと私の自由です。
私の人格を批判したところで私の主張の内容が揺るぐことはなく、パクリ説が嘘であることは覆りません。
対人論証みたいなことは、やるだけ無駄だと忠告しておきますよ。

投稿: mizma_z | 2021年4月20日 (火) 午後 11時06分

管理人様:
叔母からの影響は大きかったです。祖父の書斎にあった自動車雑誌(創刊当時からの
カーグラフィック誌)をいつも叔母と一緒に眺めていました。その意味では叔母も私
も祖父の影響を受けたのだと思います。私は洒落た車には縁がありませんが、雑誌を
眺めていて、いいなぁと思う車は叔母とほぼ一緒でした。

祖父は小型のマイクロバスが普段の足でした。当時勤務していた病院の患者様のご家
族が手術で付き添いをする際、自宅の離れを提供して病院までの送迎もしていました。
『付き添いの方は大変なんだ。離れはあいているし、行先は一緒だからな』と微笑む
祖父は子供心にも格好良い大人でした。

祖父も叔母もオートバイも大好きでした。自宅で急患の連絡を受けた時は別人の様な
怖い顔になり、バイクで飛び出していく姿は二人ともまるで一緒でした。

投稿: 石井肇 | 2021年4月29日 (木) 午前 11時03分

>石井肇さん
コメントありがとうございます。
なるほど、叔母様も石井さんもご祖父様の影響を受けられていたのですね。
身近にクルマ好きな方がいて、仕事でクルマやバイクを使って世の中に立つことをされていた。
その姿を間近で見たていたという原体験が、現在の石井さんの嗜好を決定づけたのかもしれませんね。
昨今の"若者のクルマ離れ"は、そういった原体験がないことが原因の一つなのかなとちょっと思いました。
貴重なお話、ありがとうございました。

投稿: mizma_z | 2021年4月30日 (金) 午前 06時34分

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