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2019年12月31日 (火)

深夜に独りで子猫を救出した話

11月26日の午前2時半頃、家の外から聞こえてくる子猫のニャーニャーという大きな鳴声で目が覚めました。
子猫の鳴声は、たぶんそれよりも前から聞こえていたと思うのですが、眠気の方が強く私が起きたのは結局この時間でした。
とりあえず、寝巻きの上にジャンバーを羽織って、いつも枕元に置いているLEDペンライトを持ち、鳴声のする場所を探してみましたが、子猫の姿を発見することはできず。
でも、その間も子猫は大きな声で鳴き続けています。
私の家の前には、深さ2.5m程の三面コンクリートの用水路があり、その付近から鳴声がするのですが、いくら探しても子猫の姿は見当たりません。
こっち岸で耳をそばだてると、向こう岸で鳴声がするように聞こえ、向こう岸に行ってみると、こっち岸で鳴声がしているように聞こえる…。
そんな状態だったので、用水路の向こうとこっちを何度も行ったり来たりして、寒さを堪えながら一生懸命探したのですが、一向に子猫は見つからず。
そんなことを30分もしていると体が冷えてきて、僅かながら雨も降っていたので、子猫を探すのを止めようかとチラッと思ってしまいました。
「ここで私が探すのを止めれば子猫は確実に死んでしまうだろう、諦めちゃダメだ」と思い直し、もしかしたら用水路に落ちているのかもと思って、ペンライトで用水路の底を照らして探してみました。
ところがペンライトの光量が不足しているためよく見えず、やはり子猫は見つかりません。
もうダメかと諦めかけた頃、一瞬、用水路の壁際で何かが動いたのが見えたので、そこを丹念に調べてみたところ、ようやく子猫の姿を確認できました。
でも、子猫がいるのは深い深い用水路の底。
ウチには用水路の底に降りられる長さの梯子はないので、さてどうしたものかと思案し、そういえば捕虫網があった…と思い出して、早速家に取りに帰りました。
捕虫網を持ってすぐに子猫のいるところに戻り、捕獲を試みますが、捕虫網の棒の長さが足りなくて全く届かず。
もう一度家に戻って、延長の棒を取付け、再度子猫の元に駆け寄ると、さっきまで必死に鳴いていた子猫は力尽き、水面に横たわっていました。
「間に合わなかったか…」
落胆する気持ちに鞭打って、取敢えず引き上げて、もし死んでいたら土に埋めてあげようと考え、ともすると流されそうになる子猫を必死に捕虫網ですくい上げました。
この間、子猫は微動だにせず。 
やっぱりダメだったのかな…と思いながら、引き上げた子猫を網から取り出そうとしたその瞬間、微かにニャーと鳴き声がしました。
「まだ生きていた…」
私は直ぐに家に子猫を連れ帰って、汚水にまみれた体を洗面の水道のぬるま湯(人肌くらいの温かさ)で洗い流し、体がきれいになった後もしばらくぬるま湯で体を温め続けました。
「がんばれがんばれ、生きるんだよ、死んじゃだめだよ、大丈夫大丈夫、助けてあげるからね」
そんな言葉を子猫にかけながら、しばらく洗面のぬるま湯で子猫の体を温め続けていると、少し手足をバタつかせるような動きをし始めたので、今度は体の水気をタオルでよく拭き取って暖房の効いた自室に連れて行き、ジャンバーのジッパーを下ろして子猫を懐に抱いて、私の体温で子猫を暖め続けました。
この間も、「大丈夫だからね、がんばろうね」と声を掛けながら、ずっと子猫の体をさすり続けました。
1時間も体をさすっていると、意識があまりはっきりしていなかった子猫はスヤスヤと眠りだし、「これは助かる」とようやく私も安堵できました。
時間はちょうど午前6時頃だったでしょうか、子猫は眠りから覚め、ヨタヨタと立ち上がると私の腿の上を伝って直ぐそばのPCデスクにひょいと飛び移り、PCデスクの上の狭い隙間の中に入り込んでしまいました。
そして警戒した表情でこちらを眺め、私が手を伸ばして捕まえようとすると、シャー!!!と威嚇してきて、まったく近寄らせません。
どうやら、助けた子猫は人間に慣れていないようです。
この子猫に次に触れられたのは、1週間後のことでした。
詳しいことは割愛しますが、子猫には兄弟が1匹いて、用水路に落ちる何日か前から2匹で隣家の近くをうろついていたようです。
現在は、この兄弟猫との再会を果たし、チビさん達2匹で仲良く過ごしています。

以上、私が先月経験した子猫の救出劇でした。

(おしまい)

191231_20191126_145102 私が助けた子猫ちゃんです

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コメント

何か鬼気迫る救出劇で助かって良かったと思いましたが、さすがに獣なので恩も分からずシャーッと威嚇して来るにはまいりますね(笑)。
でも小さな命ですが助けてあげて本当に良かったですね。

投稿: スポーツ800 | 2020年1月 1日 (水) 午前 10時11分

>スポーツ800さん
コメントありがとうございます。
子猫ちゃん、助かって本当によかったのですが、その後が私の部屋の中で逃げ回ってばかりで大変でした。
子猫ちゃんにしたら、気が付いたら知らない場所にいて、得体の知れない人間がちょっかいを出してくるので怖かったのだと思います。
慣れてくれれば家の中で飼ってあげたのですが、全然慣れてくれなかったのと、兄弟ニャンコと離れ離れなのもかわいそうだったので、外に放して現在は物置小屋に寝床を作ってあげて外飼いしています。
全然慣れてくれないくせに、ちゅーるを貰える時だけでは足元まで近づいてきて、早くくれと言わんばかりにニャーニャー鳴きます。
現金なものです。(笑

投稿: mizma_g@管理人 | 2020年1月 2日 (木) 午前 06時45分

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