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2010年12月 5日 (日)

ホンダT360(AK250)の車台番号一覧 (暫定版)

(11/06/03)T360車台番号一覧を一部改訂 
(11/05/01)
T360車台番号一覧を一部改訂   
(11/04/30)
T360車台番号一覧を一部改訂
(11/04/29)T360車台番号一覧を一部改訂
(11/01/03)
T360車台番号一覧を一部改訂
  
  
先日入手した「軽自動車 車台番号・原動機形式打刻一覧表」には、幸いなことにT360の車台番号一覧が掲載されていました。
これを目的にキヨブタしたので、まずは一安心といったところです。

それで、肝心のT360の各年の車台番号(始番号と終番号)ですが、下掲の画像のようになっていました。
101205_03 (クリックで拡大表示)
そして、この表を参考に、T360の車台番号一覧を作成してみました。
    

110603_ak250_110603 (クリックで拡大表示)
 資料協力:ワンダーコッコさん
   ※ T360とT500の各年/各月の生産台数を表にして、過去のエントリー「HONDA T360の生産台数と販売台数」にアップしましたので、是非ご参照下さい。



残念ながら、1963年(昭和38年)と1964年(昭和39年)の資料は無いので、この部分はパーツリスト等からの推測です。

まず1963年ですが、諸元表に拠ると6月1日から車台番号の打刻が始まったようです。
この時の始番号は「63-30001」。
この63-3系の車台番号の終番号は分かりませんが、パーツリストでは「63-30537 30714* 」番が確認できるので、終番号は少なくともこの番号以降と考えられます。
*ワンダーコッコさんより、初版のパーツリストで63-30714番が確認できる旨ご教示頂いたので訂正します。)
この63-3系の車台番号に欠番があったかについても不明ですが、日本小型自動車工業会の統計に拠ると、'64年式に切替る9月までに400台以上が生産されていたようです。
但し、'64年式に切替るのは9月下旬ですが、'64年型の車輌の生産はそれ以前に(8月頃から?)開始されるのが通例だったようなので、63-3系の車台番号を持つ車輌は車台番号の進み方よりも少なかった可能性があります。
小耳に挟んだ情報では、63-3系の車台番号を持つ'63年型T360の生産台数は200台程度だったそうです。(真偽は不明です)
64-1系の車台番号の始番号は、おそらく「64-10001」と思いますが、残念ながら確証はありません。^^;
統計に拠ると、9月だけで約200台生産されていますので、10月から12月までの3ヶ月間で少なくとも600台程度は生産されたのではないでしょうか。

1964年に生産された64-1系の車台番号を持つ車輌の始番号も不明です。
64-1系の車台番号の終番号も分かりませんが、パーツリストでは「64-13874」番が確認できるので、終番号はこの番号以降と考えられます。
64-4系の車台番号の始番号もよく分かりませんが、「64-400001」と考えるのが自然かと思います。
64-4系の車台番号の終番号も不明ですが、パーツリストで「64-405608」番が確認できるので、終番号は少なくともこれ以降の番号でしょう。
この年の7月に年式打刻制度が廃止されたため車台番号に年式が入らなくなり、1で始まる7桁の車台番号が使われるようになります。
この1で始まる7桁の車台番号の始番号も不明ですが、当ブログでは「1000001」と推測しました。(間違っていたらご指摘をお願いします)
1で始まる7桁の車台番号の終番号は、1965年の車台番号が「1007486」から始まっていることから「1007485」で間違いないと思います。
日本小型自動車工業会の統計に拠ると、1964年の1月から11月までに15,317台が生産されたようです。

1965年以降は、「軽自動車 車台番号・原動機形式打刻一覧表」に記載されている通りです。
この年の4月にT360の生産は、四輪専用の狭山製作所に移管され、5で始まる7桁の車台番号が使われるようになります。
この5で始まる7桁の車台番号は、狭山製作所で生産された車輌に使われたものと個人的には推測していますが、もし間違っていたらご指摘下さい。
それと、狭山製作所におけるT360の生産は4月から始まっていますが、もしかしたら4月以降も埼玉製作所でT360の生産が行なわれていたかもしれません。
そう考える理由は、1965年中の1で始まる7桁の車台番号がおよそ16000番も進んでおり、わずか3ヶ月程度でこれだけの台数の生産を行なえたとは、前年の生産実績を考慮すると考えられないからです。
もしかたら、ある期間だけ埼玉製作所と狭山製作所の両方でT360の生産が行なわれたのかもしれません。
パーツリストにも、そのように受け取れるような記述が見られます。
この件について詳細をご存知の方がもしいらっしゃいましたら、是非ご教示頂きたくお願い申し上げます。
それと余談ですが、フロントフェンダーが2分割タイプからワンピースに変更されたのは、パーツリストに拠ると「5000001」番からでした。
これは、狭山製作所に生産が移管されて生産設備が変更されたための設計変更かもしれません。
もしそうならば、フロントフェンダーの仕様で生産工場を判別することができるかと思います。
即ち、“2分割タイプなら埼玉製作所製”、“ワンピースタイプなら狭山製作所製”となります。
車台番号では、“1で始まる7桁のものまでが埼玉製作所製”、“5で始まる7桁なら狭山製作所製”となりますね。
表に記載した生産台数は、車台番号の進み具合からの推測です。

1966年には後期型(いわゆるBK)の生産が始まりました。
後期型は「5053881」番以降の車輌なので、1966年の終盤に生産が始まったようです。
1966年の平均月産台数は約3,000台だったようですから、後期型の生産は11月頃から始まったのかもしれません。

1967年の8月にT360の生産は終了しました。
総生産台数は、ネコパブリッシングの「HONDA COLLECTION 1」によると108,920台です。

 
   

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コメント

初めまして、いつもROMさせていただいております。
今さらのようですが「ボンドカーの謎解き」は大変興味深く読ませていただきました。

さて本題ですが、浜松町にあります自動車図書館はご存じでしょうか?
http://www.jama.or.jp/lib/car_library/index.html

過日調べものに行きました際にこのブログを思い出し、時間がなかったのでちらっとしか見ておりませんが、少なくとも1964年からのデータは車台番号一覧表にあったようです。
原本でなくとも図書館でコピーすれば資料としては必要充分かと思うのですが、清水の舞台から飛び下りてまで原本を入手されたようでしたので、もしかするとご存じないのではと思いコメント差し上げた次第です。
古い資料は掻っ払われてしまったのか年代が歯抜けになっていたりするのが残念ですが、車台番号に限らず古い自動車誌や広報誌のバックナンバー等、なかなか珍しい資料も見ることができます。
もし宜しければ一度行ってみられては如何でしょうか。
「そんなの知ってるに決まってんだろぼけ」という話でしたら大変失礼致しました。
今後の更新も楽しみにしております。

投稿: | 2010年12月15日 (水) 午後 08時58分

>***さん
初めましてでしょうか。
拙ブログを御贔屓頂きましてありがとうございます。
自動車図書館のことは、全く存じ上げませんでした。。。
国会図書館やトヨタ博物館の蔵書については多少知識があったのですが、自動車工業会にも図書館があったのですね。
しかも、自動車工業会の図書館には車台番号の一覧もあるとのことで、これは何とか機会をつくって訪問しないといけませんね。
大変ためになる情報をご教示下さりありがとうございます。
サボってばかりで滅多に更新しないブログですが(汗、今後ともぜひよろしくお願いします。

投稿: mizma_g@管理人 | 2010年12月15日 (水) 午後 11時09分

はじめまして、とてもすばらしいHPに感激しました。私は、本日BK250の新規検査に行きナンバーを取得しました。昭和45年に廃車されていた車で、41年ぶりに公道を走ることができるようになりました。エンジンは調子いいのですが、Fハブベアリングがゴロゴロとうるさい状態です。もしベアリングの入手先をご存知でしたら教えていただけないでしょうかよろしくお願いします。

投稿: 木原 勝郎 | 2011年4月28日 (木) 午後 10時09分

>木原さん
はじめまして、コメントありがとうございます。
BKが41年ぶりに路上復帰をはたされたのですね。おめでとうございます!
BKは生産期間が短かったうえにAKほど人気がないため、現存車で走行可能なものはそれほど多くないようですから、ぜひ大切になさって下さい。
それと、お尋ねの件ですが、残念ながら私はBKに関する資料を持っていないので、部品の品番などがわかりません。
もし、Fハブベアリングの品番がAKと同じなら、以下の品番でホンダから代替部品が出るかもしれません。
・91061-567-000(アウター)
・91022-PE9-008(インナー)

或いは、特殊なサイズでなければ汎用品が手に入ると思います。
↓こちらのサイトで、適合するベアリングがないか調べてみて下さい。
http://jp.misumi-vona.com/vona/mech/M0800000000/M0802000000/
「円すいころ」「単列」をクリックして、内径、外径、幅を入力すれば品番が分かると思います。
品番が分かったら、最寄の自動車部品商やベアリング屋さんに発注すれば入手できると思います。
ネットだったらモノタロウ(↓)あたりが安く購入できるかもしれません。
http://www.monotaro.com/s/c-58488/

T360は私も以前所有していたのですが、ずい分昔に手放してしまい、現在は歴史探求マニアになってしまったので、実用的な情報は持ち合わせておらず、上記情報が果たしてお役に立つかどうか…です。
どなたか、当該部品の入手先をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非書き込みをお願いします。

投稿: mizma_g@管理人 | 2011年4月29日 (金) 午前 06時25分

実家を整理しましたら、ak250の返納書類が2枚でてきました。
稀少な物なので活かせる方がありますかね❓

投稿: 坂本純 | 2012年7月12日 (木) 午後 12時08分

>坂本純さん
初めまして、コメントありがとうございます。
T360の返納書類を2枚もお持ちとのことで、これは死蔵するよりも何とか活用して頂きたいですね。
希少な書類を有効活用するには、やはり活用できる方に譲渡されるのが一番ではないでしょうか。
ただ、譲渡する際には金銭のやり取りが発生すると思いますし、いくら位が適価かはなかなか判断しにくいと思いますので、ネットオークションを利用するのが一番無難かと思います。
オークションでしたら多くの方が利用していますので書類を活用できる方の目に留まりやすいでしょうし、価格に自分の希望を反映させられますので、後々後悔することがないと思います。
因みに、過去に何度かT360の書類が出品されたことがあるのですが、2万円弱くらいの価格で落札されていました。


投稿: mizma_g@管理人 | 2012年7月12日 (木) 午後 11時14分

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