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2009年6月26日 (金)

初代プリンス スカイライン1900デラックス (1st Generation Prince Skyline)

(追記あり)
090625_1900 最近は、PCに割ける時間の大半を英文メールの作成に費やしているので、ブックマークに入っている巡回コースを定時哨戒することも、オークションやウェブの古書店で資料探しをすることも、このブログを更新することもなかなか儘ならないのですが、昨日久々にJapanese Nostalgic Carのフォーラムを覗いたら、大変珍しいクルマが紹介されているトピックを見つけました。
大変珍しいクルマとは何かというと、表題にあるように初代のプリンス スカイライン(BLSID-3型)です。
トピックのURIは↓こちらです。
http://japanesenostalgiccar.com/forum/viewtopic.php?t=5315&sid=3703023d30992cc2fb530f6a189108f5

 
どうやら、日本の某ネットオークションからネタを引っ張ってきたみたいですね。
海外のマニアさん恐るべし…。^^;

オークションは、出品者の心変わりで既に終了していますが、オークションのページ自体はまだ見られるようです。
また、ヤ●ーフォトにアップされている車輌の詳細画像も、このエントリーを書いている時点では見ることが出来ます。
このクルマに興味のある方は、上のリンク先からご覧になってみて下さい。

それと、同じトピックに内に画像がアップされている、初代スカイラインのフェイスリフト版、スカイライン・スーパー(S21D型)も珍しいですね。
スカイライン・スーパーといえば、以前、当ブログでニュージーランド在住のkytelerさんが所有している同型車を紹介していますが(↓)、今回のスカイライン・スーパーもニュージーランドにある個体のようです。
プリンス スカイラインスーパーが発掘されたようです
kytelerさんのスカイラインスーパーが走ったようです

しかも、こちらは売り物! ↓
http://www.trademe.co.nz/Browse/Listing.aspx?id=217938994
ご覧のように、価格はおよそ9500ドル。
多分ニュージーランドドルだと思うので、本日のレートで58.6万円くらい。
ずいぶんお安いです。
この値段なら私が買ってしまいたいくらいですが、残念ながらそんな余裕は…。orz
日本のプリンスマニアの方、貴重な生き残りの1台、如何でしょう?

それにしても、珍しいクルマが残っているものですね。
ニュージーランドのレア車残存率は、ちょっと驚異的です。
あちらの方は、日本人によりも物を大事にするのでしょうか。
  
   
以下、余談です。
上記のスカイライン・デラックスやスカイライン・スーパーと同時代のプリンス車にスカイライン・スポーツプリンス1900スプリント(開発コードR52)があります。(1900スプリントと同じデザインで1900スプリントよりも一回り小さい試作車もあったようですが、ここでは割愛します)
この2台は夫々、スカイライン・スポーツがジョバンニ・ミケロッティ作、プリンス1900スプリントがフランコ・スカリオーネ作と言われていますが、これはちょっと違うというか正しくないですよね。
当時プリンスは、スカイラインスポーツを「ミケロッティと井上 猛(プリンスのデザイナー)の共同デザイン」と発表していますし、プリンス1900スプリントはスカリオーネのオリジナルデザインに井上 猛氏が手を加えたものです。
両車とも、イタリーにデザインを丸投げしたのではなく、日本人もデザインに関わっていました。
あまり知られていないことですが、大事な事実なのでここで紹介させて頂きました。

日本人の功績も、正しく後世に伝えないといけませんよね!

09/06/30 追記
スカイライン・スポーツがミケロッティ氏と井上氏の共同デザインだったという部分のソースを提示しておきます。
 
わが国自動車産業においてつねに新機構を積極的にツーリングカーへ採用し、意欲的なプリンス自動車を製造してきた当社では、今度、すでに走行性能、乗心地で定評のあるプリンス・スカイラインのシャシーにイタリアの一流ボディデザイナー、ジョバンニ・ミケロッティ氏および当社の井上猛共同デザインになる斬新なボディを架装したスカイライン・スポーツを発表することになりました。スカイライン・スポーツにはコンバーチブルとクーペの2車種があり、いずれも乗車定員4名の通称グランツーリスモで、本来のスポーツカー的な走行性能とツーリングカーに要求される快適な居住性を兼備し、しかも強力な1900ccエンジンとあいまって長途のドライブを楽しませてくれる車であります。

これは、スカイライン・スポーツが発表された時の資料(プレスリリース?)に記述されている一文とのことで、Nostalgic Hero誌 Vol,59 68ページに掲載されています。
1900スプリントのデザインに井上氏が関わっていたことも、同誌70ページに記述されています。

10/06/25 追記
CAR MAGAZINE No,190にもスカイライン・スポーツに関する記事があり、記事には当時プリンスがプレスに配布したスカイライン・スポーツのブックレットが掲載されています。
そのブックレットの中から、デザインに関する部分を上記余談のソースとして転載しておきます。
100625_cm190_1

                       (クリックで拡大表示)
100625_cm190_2
                       (クリックで拡大表示) 

-------------------------(追記ここまで)----------------------------------- 


以下、スカイライン・スポーツに関する蛇足の情報です。

スカイライン・スポーツの経過概要ならびに費用概算

1960年 4月    計画に着手
      6月    デザイン決定
            アレマーノ、ボデー製作開始
     11月3日  完成、トリノ・ショウ出品
1961年 1月    ゼノア積出
     3月    横浜着 当社搬入

○デザイン料           $8,000
○ボデー加工賃、木型、図面  $26,500
  合計               $34,500 ≒ \12,420,000
                                                         
*こちらも出典はNostalgic Hero誌 Vol,59です。 


090625_    090625_1900_2 (クリックで拡大表示)
  アレマーノ製スカイライン・スポーツ                         プリンス1900スプリント

090625__2    090625_1963__prince_1900_sprint (クリックで拡大表示)
   右の人物が井上 猛氏                                   プリンス1900スプリントの特大画像

   

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コメント

これ絵画館前ですね この頃は よく自動車会社はここで撮影してたみたいですね。今から20数年前 フジの柳沢慎吾とかが出演してた二時間ドラマ見てて、 途中登場した車が フラットデッキにテールフィンのスカイラインスーパーだったんで驚いた記憶が!。当時でもまず見ない車だったんでよくこの車選んだなあ、と感心。決してドラマは昭和30年代が舞台でなくでなくその頃の昭和の終わりの話でした。あの真っ赤に塗られたスカイラインスーパー、今はどうなってるんだろう…

投稿: ろくりん | 2009年6月26日 (金) 午後 07時25分

この1900スプリント、ブログに書かれておられた同じデザインの600スプリント、さらに幻の600セダンとともに 30年近く前にはまだ 元プリンスの村山工場の片隅に、ホコリまみれで眠ってたカラー写真がノスヒロに載っましたね、以前書き込みさせていただいたチェリーの原型ハッチもそこにあったはず、これら貴重なプロトはその後日産が保存の話はまったくききません。おそらく日産の、旧プリンスへの冷ややかな対応から、あっけなく処分の対象になったのかも…

投稿: 追伸 ろくりん | 2009年6月27日 (土) 午前 09時34分

>ろくりんさん
コメントありがとうございます。
申し訳ありません…26日のろくりんさんのコメントを、不覚にも見落としていました。orz

絵画館前では、発売前のS500も広報用の写真や映像を撮影していますね。
なんとなんと、スカイライン・スーパーがドラマの劇中車として使われていたのですか。
稀少な個体をどこから調達してきたのか、気になりますね。それと、その後どうなったのかも。

600スプリントや1900スプリントが、波板張りの粗末な小屋のようなところに埃を被って保管されている写真は、私もノスヒロ誌で見たことがありますが、それは白黒の写真でした。
カラー写真もあったのですね。
あのプリンスの試作車たちがもし現存していれば、座間の記念車車庫に保管されているはずですから、座間にないということはきっと現存していないのでしょうね。
でも、個人的には、どこかでひっそりと生き延びていると信じたいです。
日産2000GTも、きっとまだどこかにある…といいなぁ。^^;
旧プリンスへの冷ややかな対応というのがあったのかもしれませんが、聞いた話だと試作車は会社の資産とみなされて課税の対象になるので、通常どのメーカーでも用が済んだら早々に廃棄してしまうのだそうです。
ですから、使いみちの無い古い試作車を日産が処分したとしても、それはやむを得ないことかと。。。
それと余談ですが、試作車は機密のカタマリなので、“機密保持のため”というのも早々に廃却する理由のひとつだとか。
ホンダのように、上からの直接の指示で廃却されるのは、珍しい例でしょうね。
何れにしても試作車は世に出ることのない(出てはいけない)クルマですから、早晩消えてなくなる運命なのだと思います。
これは試作車好きには悲しい現実ですね。。。

投稿: mizma_g@管理人 | 2009年6月28日 (日) 午前 12時20分

smile
Hello again! I thought you might be interested in these cars, also on Japanese Nostalgic Car.

Here are the Links;

http://japanesenostalgiccar.com/forum/viewtopic.php?t=6008

http://japanesenostalgiccar.com/forum/viewtopic.php?t=5998

Enjoy!
-Michael

投稿: kyteler | 2009年8月18日 (火) 午前 11時51分

>Michael san

I haven't seen you for a long time.
Thank you for comment. (I am sorry that a reply is late...)

I saw the web page that you had introduced.
I am interested very much both because I am a favorite car.
Thank you for informing me!

Have a good time.

投稿: mizma_g@管理人 | 2009年8月22日 (土) 午後 09時28分

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