« バンパー製作の進捗状況(08/03) | トップページ | ホンダスポーツ360リメイク計画 (完結編) »

2008年8月 4日 (月)

T360量産初期モデルのディテール変遷

○ホンダS360やT360/S500の試作車について研究・考察している「三妻自工 Web site」はこちらです。
○Web site that researches and considers the concept model of HONDA S360 and T360/S500 is here
.

ちょっと思い立って、表題の件をまとめた年表を作ってみました。
ただし、情報の絶対量が少ないためあまり正確とは言えません。(特に設変が実施された時期については…)
それと、時間軸が等間隔になっていませんので、その点注意して年表をご覧下さい。
080804_t360 (クリックで拡大表示)
※画像が切れてしまう場合はこちらをご覧下さい。

まずT360の発売時期ですが、一般には'63年8月と言われていますが、下掲の登録台数の記録を見て頂くと分かるように、東京・大阪・名古屋に於いては7月から登録が始まっていたようです。
080804_ak

前回のエントリーに書きましたように、最初期型のT360はリアウインドー下のプレスラインが左右2分割でした。
この2分割のプレスラインは、現存している'63年型及び'64年型の車輌では確認できませんので、恐らく量産開始後かなり早い時期に1本プレスに変更になったと思われます。
設変が実施された正確な時期は不明ですが、'63年9月以前と考えられます。
080804_ (クリックで拡大表示)

車台番号や機関番号が打刻されたシリアルプレートは、量産初期から'64年型の初期モデルまでは、S500やS600初期と同じ大きいサイズのものが使用されていました。
サービスマニュアルに掲載されている写真に拠れば、シリアルプレートのデザイン自体も初期のエスと一緒だったようですが、別のデザインで大きいサイズのシリアルプレートもあったようです。
080804__2 (クリックで拡大表示)

アオリのロックレバー部分の窪みの形状は、後方一方開きの荷箱に限ったものです。
量産初期のものは“楕円形”でしたが、その後“長方形”に変更されています。
変更された時期はよく分かりませんが、T500が“長方形”で発売されているのでT500の発売と同時に変更されたか、或いはそれ以前と思われます。
アオリの「HONDA」のプレスは、金型が一新された際、窪みの形状変更と同時に実施されたのではないかと推測しています。
080804__3 (クリックで拡大表示)

灰皿上付き・プレスライン有りのダッシュボードは、'64年型の途中まで採用されました。(当然、灰皿下付き・プレスラインなしの'64年型も存在します)
ただ、'64年というと「9月次年度制(年式打刻制度)」が廃止された年のため、'64年型の最終モデルは9月ではなく12月製造の可能があります。
また、'64年9月発売のT500にも灰皿上付き・プレスライン有りの車輌が確認できるので、設変実施時期は'64年9月~12月の間ではないかと考えているのですが、正直よく分かりません…。
080804__4 (クリックで拡大表示)

オイルレベルゲージの位置は、64年型の途中までオイルパンで、その後クランクケースに変更になっています。
正確な設変実施時期は不明。
余談ですが、私が以前持っていたスペアエンジン(AK250E-401503)はオイルパンからレベルゲージが生えていました。参考まで。。。
080804__6 (クリックで拡大表示)

オイルバスエアクリーナーが廃されて濾紙式のエアクリーナーのみになったのは、ダッシュボードの設変より後で間違いありません。
何故かと言うと、灰皿下付き・プレスラインなしでオイルバス仕様(運転席側リアピラーにスリットなし)の車輌が現存しているからです。
そんな訳で、上の年表でも設変時期をダッシュボードのそれよりも後にずらしています。
'65年型は濾紙式になっているらしいので、設変実施時期は'64年9月~12月の間ではないかと考えていますが、これもダッシュボードと同様、'64年型が何月まで作られたかがわからないので、設変時期を確定するのは今のところ困難です。
080804__5 (クリックで拡大表示)

アシスタントバー(グローブボックスの上にあるグリップ)は、当初、足の部分が長くなっていましたが、途中から短いものに変更になっています。
足の長いタイプのアシスタントバーはT500でも確認できるので、設変実施時期をT500の発売後にしましたが、詳細は不明です。

ボンネットのHマークが白く塗られるようになった時期は、こちらのエントリーで解説しているように '64年12月10日です。
080804_h (クリックで拡大表示)

給油口(GAS/OIL)上のステッカーですが、これはHマークがボディと同色の車輌では確認できず、またHマークが白い車輌では確認できることから、Hマークが白く塗られるようになった頃から貼り付けられるようになったのではないかと考えています。
080804__7 (クリックで拡大表示)

鏡面の裏に突起のあるタイプのフェンダーミラーは、給油口の上にステッカーのあるタイプの車輌が使われているカタログでも確認できるので、ステッカーの貼り付け実施時期よりも後にしました。
突起のないタイプに変更された正確な時期は、今のところ判りません。
080804__8 (クリックで拡大表示)

ツートンカラーのシートは、極初期モデルに採用されていたようです。
分割タイプのフロントフェンダーはT500にも採用されていますから、'64年型では間違いなくこのタイプだったと思われます。
設変実施時期は不明です。
080804__9 (クリックで拡大表示)

他にも、ドアのインナーハンドルや、ライトリム、ブレーキ/クラッチペダル、エンジンマウント、ダイナモ等々に変更があったようですが、元々市販モデルは私の守備範囲外なのでこのくらいで止めておきます。
冒頭に書きましたように、あまり確度の高い情報ではないですしね。

ということで、このエントリーでは何を言いたいのかと申しますと、とかく“初期型”と一括りされがちなT360の量産初期モデルにも、以上のようによく調べると色々な仕様があったみたいですよ、ということです。
080804_t360mf6407 (クリックで拡大表示)





  

|

« バンパー製作の進捗状況(08/03) | トップページ | ホンダスポーツ360リメイク計画 (完結編) »

Honda S360 S500 T360_Part3」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/158972/22779136

この記事へのトラックバック一覧です: T360量産初期モデルのディテール変遷:

« バンパー製作の進捗状況(08/03) | トップページ | ホンダスポーツ360リメイク計画 (完結編) »