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2006年7月26日 (水)

NJ号はフルモデルチェンジしていた! 

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以前のエントリーにも書いたように、NJ号とニッケイタローは本当に同じメカニズムを共有するクルマなのか、前からずっと疑問に思っていたのだが、一枚の画像によって謎が解けた。
一番上の画像をよく見て頂きたい。 これは、日本軽自動車時代のNJ号の広告。
この広告にはこう書いてある。

「定員4名の幌型自動車にしてフレームはパイプ製梯子型で****用である。(*部分は判読不能)
前部に強制空冷頭上弁式V2気筒358cc機関を装備し変速機は前進4段後退1段の常時噛合式である。
前輪独立懸架で後輪はスパイラルベベルギア駆動。半浮動式。ブレーキは4輪制動である。
尚スティヤリングは高忠実性のラックピニオン式である。」

RRで全鋼製モノコック(セミモノコックと書かれた資料もあり)の日本自動車時代のNJ号とは全然別物になっている。
フレーム車ならば、ボディを載せ替えるだけで比較的容易にバリエーションを増やせるし、FRならば荷物の搭載スペースも確保できる。
庶民にとって、軽自動車と言えどもまだまだ高嶺の花だった時代であるから、ロードスーター型だけでは販売台数を稼げなかったため、フルモデルチェンジを行って商用モデルを加え、販路の拡大を狙ったのではないだろうか。

2枚目の画像は、モデルチェンジ後のものと思われるNJ号。
3枚目の画像は、ニッケイタローのピックアップトラックとロードスーターの広告。
ピックアップトラックの両車の外観は、全く同一である。
つまり、NJ号=ニッケイタローというのは、間違いではなかったと思われる。
しかし、ここで言うNJ号は初期のRR車ではない…ということのようだ。

前回のエントリーに書いたように1955年にRRのNJ号が生産されており、翌1956年にFRのNJ号の広告が雑誌に掲載されていることから、NJ号のフルモデルチェンジが行われたのは、1955年から1956年にかけてと思われるが、正確な時期は残念ながら分からない。
車名をニッケイタローに改称したのは1956年で間違いないだろう。

1957年に行われた第四回全日本自動車ショーには、ニッケイタローのピックアップトラック(TA型)とライトバン(LA型)が出展された。(4枚目の画像)
5枚目と6枚目は、珍しい当時のカタログ。

1956年のモーターファン誌・別冊には、ドアを開けた状態のニッケイタロー(RA型)の写真が掲載されている。
最後の画像は1957年版の自動車ガイドブック。
右のページの真ん中と下のクルマがニッケイタロー。上はフジキャビン。
左のページの上はスズライト(SL型)。下は昌和製作所のミニカだろうか?

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コメント

こんにちわ 今日スカパーで放送する昭和36年の日活 映画 嵐をつっ切る ジェット機 、にNJ号がポンコツ車で登場し、小林旭がNJに乗って走る(引っ張ってる?)貴重な場面あります

投稿: にきやん | 2008年4月 2日 (水) 午後 01時42分

>にきやんさん

コメントありがとうございます。
小林旭さんが、映画の中でNJ号に乗っているという話は、どこかで聞いたことがあります。
なんと、今夜その映画が放送されるのですか!
是非視聴したいところですが、悔しいことに我が家ではスカパーは視聴できません。。。(ガックリ
でも、情報をお寄せ下さりありがとうございました。
あとで、DVDかビデオをレンタルできないか調べてみようと思います。


投稿: mizma_g@管理人 | 2008年4月 2日 (水) 午後 09時43分

はじめまして。
Honda関係の記事はいつも楽しく拝見させて頂いているのですが、
こちらのようなエントリがあるのに最近気付きました。
今更コメント差し上げるのも何ですが、貴重な写真を拝ませて頂きありがたく思います。
ところで、一番上の広告の判読不能部分ですが、排気管兼用と書いてあるのだと思います。
パイプフレームの一部を、エキゾーストパイプとして利用しているようです。

投稿: よしろう | 2011年1月29日 (土) 午前 01時20分

>よしろうさん
コメントありがとうございます。
当方、この手のレア車も実は大好物だったりします。^^;
判読不能部分ですが、なるほど仰るように排気管兼用と読めますね。
NJ号は、なかなか合理的な設計のクルマだったようです。
ご教示ありがとうございます!

投稿: mizma_g@管理人 | 2011年1月29日 (土) 午後 09時03分

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